ステンレス板金加工 (有)田島製作所

ステンレス板金職人の日記

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『マンハッタン イーストヴィレッジ 1990』

 『マンハッタン イーストヴィレッジ 1990』



 真っ赤なパラフィン紙に包まれた ホワイト レイディを 吸引し

白濁したラクーを飲み干せば この瞬間を待ってました!!とばかりに

血は 一気に疾走しはじめる。


 血管が パンパンに 膨れて 今にも こめかみあたりから

ピューって 噴出しそうだ。

 
 満月の夜

 WAR ZONEから 1ブロック

 四階建てのビルの屋上


 “Fly like an eagle・・・”

スティーヴ ミラーの曲を 口ずさみながら ビルの縁を綱渡り。


 時折 両腕を 大きく広げ  ワシのポーズをとりながら 

生と死の間を楽しむ。微妙なバランスで支えられていた僕の人生。



 “ここから 地面に落ちたら どれくらい痛いかなぁ・・・”


  ポケットにあった 小銭を 落としてみた。



 
 ん・・・? 誰か下の道路にいるじゃん。金属音に敏感なホームレス。


 そうだ 次は もっとビルの近くに落として 近寄ってきた

あいつの頭上めがけ両足そろえて飛び降りるか・・・。



 ポケットを探っていたら 後ろから声がした。


 「ねぇ~ そんなとこにいないで こっちにおいでよ~」


        いつだってそうだ。

   バーバラは 最高に盛りあがってきたところで水をさす。



 「今夜は満月だぜ 月に向かって あいさつしたんか?」


パンツを脱ぎ しゃがみこみ 月に向かって大股をひらく バーバラ。




    ふう~ こいつも 壊れてるなぁ・・・



  でもさぁ やっぱ この程度の壊れ方じゃ わかんないのかなぁ・・・?

 死の縁で この瞬間 まだ 生きているってとこが 最高に気持ちいいんじゃん・・・


      まぁ いいか・・・

“Fly like an eagle・・・・・・Fly like an eagle・・・ ”


    この次の歌詞 何だっけなぁ・・・・・・

“into the future だったっけ???・・・ たしか そうだったよな・・・”





     未来かぁ・・・いいもんかもね・・・




 次の歌詞 to the sea を 思い出せなかったからこそ 今も生きている。

あの時 思い出せていたら 屋上からアスファルトへ最後の一歩を踏み出していたのかな。

        そんなもんだ。


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  1. 2008/09/29(月) 22:08:28|
  2. 創作
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